自転車安全利用推進取組のわけ
自転車安全ルールは誰のため?
自転車の交通ルール、マナーを知るべきだ!と言っていますが、自転車を利用する人の為、は当たり前なのですが、自動車、バイクを運転する人にとっても、自転車の交通ルールを把握してくことは大切です。
自転車の正しい交通の仕方を知っていれば、車・バイクの運転手は、自転車を巻き込んだ交通事故を未然に防ぐことが可能になるからです。
いままであまり気にすることが無かった自転車の交通ルール、車・バイクの運転手も積極的に勉強しておく方がよいのです。
まず、大人が理解し実行し、子供に見本を見せる
子供の為の交通安全教室、高齢者の為の安全教室などはたくさんありますが、一般成人向けのセミナー、教室などはあまり耳にしません。
しかし、特に子供などは、大人が見本を示すべきだと感じます。
率直な、本当の理由
自動車運転する人も、自転車に乗る人も、歩いている人も、・・・
「負けない!損しない!罰せられない!自転車のルール」
このテーマが真っ先に頭に浮かんだものです。
事故は、起こってしまうものです。でも、事故の時に、過失割合で負けないこと。その結果賠償責任の金額を減らせること。さらには、行政上の責任、刑事上の責任も軽微に済ませること。これを目指さなければ、皆さんの人生が破算・破滅です。
この意味から、自転車安全利用を知ることは、自転車利用者はもちろん、自動車運転手、バイク運転手、歩行者、交通するすべての方が、自転車のルールを知るべきだと考えます。
自転車は忍者
それでは、なぜ自転車なのか?
もちろん社会現象として自転車の安全利用が叫ばれていることもあります。が、道路交通で自転車は、忍者のような存在だと思うかです。
自転車ほど、車両の立場と、歩行者の立場を、ころころと変身できるものはないと思います。乗っていれば自転車:車両の姿。下車すればたちまち歩行者。この切り替えが、バイク以上に素早く切り替えられる。今ここに車両(自転車)がいたと思えば、今は歩行者しかいない。というような状態。
姿をころころと変えられところから、忍者と呼んでいます。
自転車の忍者性は、自転車にとっては大変都合のよいものです。(良い意味でも悪い意味でも)ですが、自動車側から見れば、大変困惑する部分です。
この忍者性を理解し、お互いに良い意味で、『お互い』が負けない、損しない、罰せられない=すなわち、事故を起こさないを目指せると思います。